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ご報告
2021-06-19
重要
いつもお世話になっております。
コロナがなかなか収束せず、皆様何かと不自由な日々を過ごされていらっしゃると思います。
 私事で恐縮ですが、発症した病気について、そして今後についてご報告をさせて頂きます。
 長文となりますので、お時間のある時に御一読下さいませm(__)m

 たまたま受けた脳のMRIで「小脳が痩せている」と言われ「小脳萎縮症」と言う進行性の病気の初期である事がわかりました。

 この病気は原因不明の難病で現在の医療では治療法がなく、有効な薬もないそうです。

 小脳は身体のバランスを司る脳で、全身の筋肉があっても段々と上手く使えなくなる病気で、症状は主にふらつき。進行のスピードは人それぞれですが、進行すると歩けなくなる病気だと言われました。車椅子~寝たきり~食べる筋肉や心肺の筋肉も侵され天国へ召される、そんな病気です。

 これからのタップとの向き合い方をとても悩みましたが、元気に踊っていた頃の自分を記憶に残しておいて頂きたい事、また ふらつきや転倒のリスクや不安を抱えて舞台に立つ事は、自分自身満足がいくパフォーマンスが出来なくなり、自分を許せなくなるであろう事、そしてお客様がヒヤヒヤして 心配して観て下さる事への申し訳なさ。
 様々な事を考え、舞台活動には終止符を打つ決断をしました。
 今迄応援して下さった皆様には、心より感謝を申し上げます。
今後は、ありがたい事にまだこんな私でも必要として下さる生徒様やタップファミリーがいて下さるので、レッスンや歴史の継承は自分の身体が動く限り、転倒に気を付けながら出来る事を出来る時になるべく長く続けて参りたいと思います。車椅子になってもチェアダンスがあります。手が動くうちは執筆活動も出来ます。希望を持って前向きに歩みます。
しかし、今迄タップ最優先に走ってきた人生、少しスローダウンさせて頂き、家族の時間も大切にしていきたいと思います。我儘を申し上げ恐縮ですが、「何でも相談クラス」で愛して頂いた月曜21:00クラスは6月いっぱいでCloseさせて頂きたいと思います。他は今まで通り継続させて頂きます。ご希望があればプライベートレッスンも受け付けております。

 ダンス人生51年、タップ人生36年。いずれにせよ、常に信念を貫いて やりたい事をやりきって生きてきましたし、私の大切にしてきたタップの精神「Love, Share, Respect」の継承者が沢山いてくれますし、タップマスター達から頂いた「愛」を沢山の方にお返しできたと思います。
本場アメリカを始め、アジア・ヨーロッパ・南米と貴重な海外招聘も沢山経験させて頂き、今は亡きマスター達や業界のトップダンサー達と共演させて頂けた事は大変光栄であり心の財産です。 悔いはありません
今回の病気の公表により、国内外の沢山のタップファミリーから連絡を頂き、大変力を頂きました。
家族のようなダイアン・ウォーカー女史からは「引退なんて許さない!今後は私があなたのドクターになる」「あなたと共に世界中のタップダンサー達が戦う。一人じゃない」等々 叱咤激励されました。
ジミー・スライド氏の言葉「上手いダンサーではなく、人の心に残るダンサー」になりたい。私もそれを目指してこれからも生きていきます。
私に何かあったとしても、スタジオはカンパニーメンバーが引き継いでくれます。まだまだ未熟ではありますが、その時はどうぞARTNメンバーを宜しくお願い申し上げます。
また14年間続けて参りました奨学生制度(JTSP)は、引き続き日本人奨学生枠を下さるそうなので、誰かに受け継いでもらえるように現在働きかけております。そちらもどうぞ宜しくご理解の程、お願い申し上げます。

 そして私も、まだ微々たるものですが蒔ける愛の種は残っていると信じ、又 進行がゆっくりである事を祈り、これからも楽しくタップが踊れる限り、前向きに与えられた1日1日を大切にして生きていきたいと思いますので、今後共どうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m
皆様の笑顔が私の生きる力となります。またスタジオでお会いできるのを楽しみにしております。

 感謝を込めて・・・
      2021年.6月               みすみ"Smilie"ゆきこ
 
 
Dear Friends
I went to the doctor because my eye has been twitching since January.
Lately I have been thinking about going for a complete medical checkup since I will be 60 next year. But it just so happened that the doctor I went to see for my eye, told me to get an MRI just in case.
And then I was diagnosed with cerebellar atrophy.
It is most likely caused by an inherited gene. There is no cure for hereditary forms of cerebellar degeneration.
Symptoms are gait (unsteady walking), loss of coordination of motor movements. It could get worse gradually or rapidly but eventually the final stages are not being able to walk.
 I am a positive person but I have to think and prepare for my future and most importantly my dance career.
I will keep teaching, sharing the History and Smiling  But maybe not going to dance on the stage.

 Since I told everyone about this condition, so many Tap family from all over the world sent me email, message, Line, Skype, FB comments, love, prayers and encouraged me.
Thank you so much.
 I am HAPPY, I am a TAP DANCER!!!
Much Love,  
 Smilie
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